Global Business Experience 2017【概要編】

MSBのクライマックスのプログラム(必修科目)のGlobal Business Experience(GBE)について、体験談をベースに具体的にご紹介したいと思います。
 ※概要はインターナショナルプログラム概要でもご紹介しています。


2年次の12月中に、7か国(香港、スペイン、UAE、南アフリカ、ケニア、ブラジル、インド)・56案件のリストから希望するプロジェクトを複数・優先順位をつけて申請します。(国やプロジェクトは毎年入れ替えがあるようです。)


今年の企業をざっとご紹介すると、以下のようなロゴが並びます(クリックすると最大化します)。



プロジェクトのテーマは企業側とMSBが事前に相談をして決めているようですが、新規事業開発、CSR戦略、マーケティング戦略、新規市場開拓、グローバル製造拠点の立地選定、業界動向予測、などなど多岐にわたります。

プロジェクトおよびチームは、プログラムオフィスが学生からの申請をベースに割り当てて発表します。もちろん、必ずしも第一希望のプロジェクトにつくことができない学生もいますが、それでも全部で60件近い案件から優先順位の高い5件を申請しているので、ほぼ確実に自分が興味をもてるプロジェクトにアサインされることができると言えると思います。

【Step 1:Web learning】
1月の春学期から本格的なチームプロジェクトが始まる前に、グローバルビジネスに関するベーシックな知見を身につけるため、各自にe-learningプログラムの履修が課されます。グローバルビジネスを専門とする教授からの講義に加え、グローバル企業のCEOのインタビューなどを聞きながら、クイズを解いていく形式です。
コンテンツはかなり凝ったもので、合計30時間ほど費やして、GBEプロジェクトの遂行に必要なグローバルビジネスの考え方をしっかりと整理することができました。



Audi U.S.A 代表のインタビュー


教授によるグローバルビジネスの講義


【Step 2:プロジェクトスタート!】
本格的なプロジェクト期間は1月初旬からの約2か月半です。
チームのメンバー達と議論を重ねながら、ロジック・仮説を構築し、リサーチを進め、毎週の担当教授との定期ミーティングでフィードバックを受けながら進んでいきます。
またこれらの合間に現地クライアントとの電話会議も行い、クライアントの問題意識、関心の高いポイント、課題の優先順位等の確認をします。チームメンバーと毎日のように議論や情報共有をしますので、緊密なチームワークを体験することができます。


【Step 3:現地渡航】
3月に現地に1週間滞在し、クライアントのオフィスで最終プレゼンを行います。長い間チームで積み上げてきた提案を他国でクライアントにプレゼンする瞬間は、本当のクライマックスといった感じです。ちなみにこの現地渡航の1週間の間には他のフィールドワークも組まれ、工場視察や現地マーケット調査などをします(+観光もできます)。


このGBEが凄いのは、やはり必修科目として現地渡航を含むプログラムを課してしまう点でしょう。MSBが本気でグローバルリーダーの育成に力を入れていることを示しているといえます。

具体的な内容はまた次回以降にお伝えしたいと思います。

ご質問あればお気軽にご連絡ください。