Class
of 2018のHです。MSB入学後初めての投稿は、ビジネス・スクールの王道からはやや外れますが、11月に大統領選を控えているということもあり、Georgetown
University(GU)らしく国際政治・外交関連イベントの参加体験記です(いずれも、MSB主催のイベントではないのですが…。)
① The Exit Interview Series
ライス大統領補佐官は、9月からスタートした企画”The Exit Interview Series”の第1回ゲストとして来校されました。”The Exit Interview
Series”とは、オバマ大統領がその任期を終えようとしていることを受け、オバマ政権のキーパーソンをキャンパスに招いて公開インタビューを行い、オバマ政権を総括するという、きわめてGUらしい試みです。“The Exit Interview Series”のテーマは、外交に限られているわけではなく、今後もジェイコブ・ルー財務長官(この方はGUローセンターの卒業生でもあります)など主要閣僚の来校が予定されており、ワシントンDCの立地アドバンテージを最大限に活用した企画と言えるでしょう。
オバマ政権下の米国外交を総括するライス大統領補佐官(写真左) |
② Our Ocean, One Future
ケリー国務長官は、上院外交委員長を務め、大統領選にも立候補した経験も持つ、民主党の大物政治家です。今回は、”Our Ocean, One Future”という、グローバルな海洋環境保全のあり方を議論するシンポジウムのゲストとして、GUへ来校されました。当日は(筆者含む)多くの学生が朝から講堂の前に並んでいましたが、MSBの学友によれば、並んだものの、満員で聴講できなかった学生も居たとのことです。
ニクソン政権時代の環境保護庁設立から現在に至るまでの米国の環境政策(とりわけ海洋環境保全政策)を淀みなく解説されたほか、オバマ政権による海洋保護区設定・拡大への取り組みや、COP21でのパリ協定締結に至る国際協調主義的なリーダーシップにまで言及され、ライス補佐官が示したオバマ政権の外交スタンスを再確認することができました。
大物政治家だけあり、目下、全米の注目を集めている大統領選にも触れ、キチンと笑いも取りながら、その話術で聴衆を引き付けておられました。
グローバルな海洋環境保全について語るケリー国務長官(写真中央)。写真左は俳優エイドリアン・グレニアー |