ジョージタウン大学について



ジョージタウン大学は、1789年、ジョン・キャロル司祭によって創立されたアメリカ最古のカトリック系私立総合大学です。合衆国首都ワシントンDCの西側、ポトマック川のほとり、ヨーロッパの薫り漂う高級住宅街ジョージタウンに位置しています。カレッジカラーはブルー&グレイで、これは南北戦争時、多くの学生が戦渦に巻き込まれた歴史から、戦後南部と北部の統一の象徴として制定されました。


政治の都の学校らしく、ビル・クリントン元大統領、マデリーン・オルブライト元国務長官など、数々の政治家を輩出している全米屈指の名門校です。ジョージタウン大学はArtScience, Law, Foreign Service, Business, Nursing, Medicineなどのスクールから成っており、どれもがハイレベルな研究・教育を行っています。最も有名なのが多くの外交官・政治家を生み出している国際関係学部(School of Foreign Service)で、この分野において全米最古の研究・教育機関となっており、その実績は全米に留まらず、全世界的に知られています。この様な世界的に有名なジョージタウン大学には各国首脳や、著名な政治家等が毎年何人も訪れます。例として、2014年秋から2015年にかけて、ヒラリー・クリントン元国務長官、バラク・オバマ大統領、当校OBであるビル・クリントン元大統領などが来訪し、講演を行いました。
Georgetown Universityで演説するObama大統領




カレッジスポーツは、特に盛んなのがバスケットボール。GEORGETOWN HOYAS は東部の古豪として有名で、NBAで活躍中のPhiladelphia 76ersのシューティングガード、アレン・アイバーソンは当大学の卒業生です。キャンパスについてですが、ジョージタウン大学はワシントンDCという特殊な場所に立地しているので、一般的な州立大学のように広大なキャンパスを持っていません。どちらかと言えば日本の大学のような小ぢんまりとした雰囲気の学校です。その為、幾つかの校舎、学生寮などの施設はジョージタウンの街中まで広がっており、さながら大学街を形成しています。ジョージタウンは治安も頗る良く、試験前や週末など、明け方まで学生が学校周辺を歩いています。ジョージタウンは緑が多く、キャンパス内に鹿が出没するほどで、大都市の中とは思えない位自然が溢れています。お洒落なバー・レストランや、ブランドショップ街が目と鼻の先にあるにも係らず、これほどの恵まれた自然環境で勉強できるのもジョージタウン大学ならではの特色と言えるでしょう。