MBAプログラム概要





Georgetown University McDonough School of Businessは、ジョージタウン大学の看板学部であり、全米でも屈指の外交・通商政策及び国際ビジネスの分野研究・教育機関である School of Foreign Serviceから、特にビジネス・マネジメント分野に特化したプログラムとして派生・独立する形で1981年に創設されました。その歴史的経緯からもわかるとおり、国際ビジネスの分野を強みとしており、グローバル経済を牽引するビジネスリーダーに必要なジェネラルマネジメントの知識・スキルを提供することを大きな目的としています。

創設以来20年余りと他校に比べて圧倒的に若いプログラムでありながらも、その躍進には目を見張るものがあり、急速にランキングを上げ、その存在を全米のみならず、全世界に知らしめるようになりました。2009年に新校舎が完成し、一層充実した設備となりました。



以下、ここでは、MSBの主な特色を紹介します(個別のプログラムの詳細についてはこちらをご参照下さい)。

   パブリック部門との緊密な関係
MSBの最大の特色として、ワシントンDCの土地柄を反映した、国際機関やNon-Profit等のパブリック部門との緊密な関係が挙げられます。特に、世銀・IFCには多くのOBが在籍し、これらの機関からは定期的にリクルーターが来訪してネットワーキングの機会を提供しています。このことから、MSBに入学する学生の中にも、国際機関を含むパブリック部門への就職を目指す学生が少なくなく、また、出身業界別に見た学生の割合でも、例年政府やNon-Profit/Social Impact出身者が相当割合を占めています。プログラムの面でも、MSBは、前述のSchool of Foreign Serviceとの共同プログラムに加え、近年ではIFCとの共同プログラム(選択科目)、Non Market Certificateを設置するなど、Business × Social/Publicの分野において、差別化された付加価値を提供しています(プログラム詳細はこちら)。ソーシャルビジネスの分野にも力を入れており、Social Entrepreneurship, Understanding Social Innovationといったソーシャルビジネスに関連した選択科目が開講されています。

   国際性豊かなプログラム・学習環境
昨今のビジネス環境の国際化を踏まえ、MSBは、グローバルな環境でビジネスをリードできる人材の育成に力を入れています。そのことを反映し、アジア、ヨーロッパ、南米といった海外での必修コンサルティングプロジェクトや、School of Foreign Serviceとの共同プログラム、ESADEをはじめとする海外のトップMBAプログラムとの交換留学制度など、国際的環境でのビジネスを意識したプログラムが用意されています(プログラム詳細はこちら)。学生のバックグラウンドにおいても、例年全学生の約3-4割をインターナショナルが占めるほか、米国人学生の中でも海外居住/勤務経験を有する学生が多く、 国際経験の豊富な学生が集まっています(最新のクラスプロフィールはこちら(MSB公式ウェブサイト))。教授陣にも、政府機関や国際機関が多く存在するワシントンDCの土地柄を反映し、連邦政府やグローバル企業等で活躍した経験を持つ教授が多数在籍しています。

   ワシントンDCの地理的アドバンテージ
ワシントンDCはアメリカ合衆国の首都であるため、就職における立地上のアドバンテージも全米屈指です。DC中心部には政府機関、国際機関などが集積しており、そのため大企業もDCにオフィスを構えています。また、グレーターワシントンと 呼ばれる地域では、ハイテク系ベンチャー企業のIPOが相次ぎ、情報技術・バイオテクノロジー等の分野で新基盤を築きつつあります。同地域におけるハイテク企業の数は12,000にも及び、全米最大とも言われています。その上ニューヨークにも日帰りで無理なく行ける、アクセスが至便な場所に位置しています。ファイナンス業界の志望者など、就職活動の最盛期には、毎週末のようにワシントンDCとニューヨークを往復する学生も少なくありません。