IFC(World Bank group)- Georgetown共同プログラム

今回は、World Bankグループの民間向け投融資機関であるIFCとGeorgetown MSBとの共同プログラムについて紹介します。
World Bankグループの本拠地がキャンパスからすぐのところにありますので、WashintonD.C.の地の利を最大限に活用したプログラムと言えます。

国際開発、Socialなどに興味の強い学生には人気の高い選択科目です。

正式名称は"IFC-Georgetown Tutorials"と言います。
(学生向け説明会資料より抜粋)


以下、Q&A方式で解説します。

■"IFC-Georgetown Tutorials"とは?
IFCとGeorgetownが共同で設置する実践型の講座です。選択科目の扱いです。
扱うテーマはIFCが抱えるリアルなニーズ・課題で、IFCは本プログラムのソリューションを実務の参考にするとともに、採用を見据えた有望な学生の見極めにも活用する狙いがあります。
学生は、2-3人のStudy teamで教授の指導のもと、タスクを進めていきます。定期的にIFCの職員とのMeetingがあり、最後はIFCでプレゼンをして終了します。

■プログラム設定時期は?
年間で2回、Module2とModule4(それぞれ2か月強)において、選択科目の代替としてとることができます。

■具体的にどんなお題があるのか?
以下、2015-2016のテーマとして設定されたProjectです。
3つほどご紹介します。
Project 1: Thematic investment strategy derived from segmentation
→途上国の発展形態を分析・類型化し、IFCに対して示唆を提示します。

Project 2: Value added distributions in global trade
→IFCが注目するグローバルビジネスにおける付加価値の分布状況を分析します。例えば、i phoneの製造工程で、原材料から販売まで、付加価値がどの国にどのように分布しているかを分析するといったものです。グローバルビジネスの分析力を鍛えることができます。

Project 3: Climate-related strategy for IFC in Sub-Saharan Africa
アフリカのサブサハラ地域の気候問題の解決に資する戦略を策定するものです。タスクとしては、ヒートマップの作成や現状の投資分析、投資機会の抽出などが挙げられています。IFCの専門家へのインタビューなどもInputとして想定されています。

他にも下記のようなプロジェクトが設定されています。
Project 4: Higher education in developing nations
Project 5: Small and medium enterprises in Turkey
Project 6: Access and cost of credit to SMEs in the Balkan States
Project 7: Transparency of state-owned enterprises (SOEs)
Project 8: M&A data mining
Project 9: Business development in China

プロジェクトテーマはIFCの活動状況に合わせて毎年更新されます。


■受講条件は?
MSBでのGPA3.0以上
1Moduleにつき1プロジェクト参加可能。在籍中、最大4プロジェクトまで


以上です。
ご質問はこちらまでお気軽にご連絡ください。