【Prof. Almeida, Grant & Macher: "International"の強み、ここにあり!】
Georgetownと言えば、International Business, Strategyが強みですが、この三人の教授が、その大きな柱となっています。
コアのStrategyを担当するAlmeida教授は、Whartonでも教えていた経験を持ち、Business WeekでBest Professorの一人に選ばれたこともある実力派教授です。Microsoft, Gucci, IBMなど、多国籍企業に対するコンサル経験が豊富で、実務に根ざした授業を展開します。彼の授業はとてもInsightfulで、一つ一つの言葉に重みがあります。学生の表層的なコメントは、何回発言しようともまったくといっていいほど評価しないので(私も失敗しました)、授業の緊張感はかなりのものです(慣れてくると、そのキーンとした空気がたまりません)。だからこそ、学生達は入念に準備し、コールドコールなど待つことなく、積極的に議論を展開していきます。
一方、アカデミック面で活躍しているのがGrant教授です。Grant教授は、他のビジネススクールでも教科書として使われている「Contemporary Strategy Analysis」の著書で、自らケースも多数執筆し、授業に活用しています。London School of Economics出身の彼は、Georgetownの提携校であるOxford大学との橋渡し役でもあり、共同研究等を通じて、主にヨーロッパ企業のケースを執筆、GeorgetownにおけるInternational Business分野の強化に大きな貢献をしています。彼もAlmeida教授に劣らずスマートな人間ですが、茶目っ気たっぷり(シャツがたまにズボンから出ていたりして、ちょっとヌケているという噂もありますが)のその性格で、生徒達から愛される存在となっています。
Macher教授は2007年までコアでミクロ経済を教えていましたが、2008年より本業(?)のStrategyを教えることとなりました。毎回の授業の入念な準備ぶりは感動を覚えるほどで、また挙手した生徒を漏らさず当てながら、淀みなく授業を進めるという芸術的な授業の進め方をします。最後の授業後、スタンディングオベーションで皆が拍手して終えて授業となりました。